発売2年のGeForce GTX 1660Tiの実力
箱はGTX 1050Tiのものです(笑)
グラボ高騰が続いており、この1660Tiでも2021年10月現在で6万くらいするんですね……(;´Д`)
入手性からあまり参考にならないかもしれませんが、動画用に各種ベンチマークを取ったので記事にもまとめておこうと思います。
(この記事の内容は記事末尾の動画にまとめてあります)
- GeForce GTX 1660Tiとは
- GeForce GTX 1660Tiの外観、サイズ
- 検証環境
- Cinebench R15 OpenGL
- ドラゴンクエストX ベンチマーク
- ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク
- ファイナルファンタジーXV ベンチマーク
- 総評
GeForce GTX 1660Tiとは
2019年2月に発売されたTuring世代のミドルグラボですね。
メモリはGDDR6の6GBを搭載しています。
近い性能のグラボは1660Superや、古い世代だと1070あたりでしょうか。
TDPは120Wですが補助電源は8pinなので注意が必要です。
GeForce GTX 1660Tiの外観、サイズ
これはPalit製の1660Tiですが、ASUS製のGTX650と比べても奥行が短いショートタイプです。
ブラケットの固定部分から上に1.5~2cmほどカバーが突き出しているので、ケースには注意が必要です。
フルサイズグラボが搭載可能なMicroATX用ケースとしては最小クラスのスーパーミニタワーケースであるIN WIN の IW-BK623B/300H-U3 に入れようとしたら、やはり無理でした……(;´Д`)
端子はそれぞれDP・HDMI・DVI-Dと見慣れた構成です。
シングルながら10cmサイズのファンが搭載されているので、冷却性能は問題なさそうですね。
補助電源は8pin×1です。
検証環境
Dell G5 5000 改
CPU:Intel Core i5-10400
RAM:DDR4-2666 16GB*4=64GB
M/B:H470
GPU:Palit GeForce GTX 1660Ti
SSD1:KingSpec M.2 SSD NVMe NE 2280 512GB
SSD2:Samsung 860 EVO SATA 2.5 1TB
HDD:4TB
OS:Windows 10 Home 64bit (ver. 21H1)
PSU:500W (80PLUS PLATINUM)
Cinebench R15 OpenGL
137fpsと、ほぼ上限のスコアです。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
FHD最高設定で21,150と、こちらもほぼ上限のスコアです。
以前i7-8700とGTX1060の組み合わせで計測した時も21,583というスコアだったので、2万を超えた時点で末尾3桁は誤差の範囲といえるでしょう。
ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク
FHD標準品質で20,203、最高品質でも1万超えの14,921というスコアでした。
FHDモニターでのプレイであれば全く問題はなさそうです。
ファイナルファンタジーXV ベンチマーク
FHD軽量品質では1万超えの11,443、最高設定である高品質では6,400というスコアでした。
設定次第ではやはりFHD環境でのプレイに支障はなさそうですが、それ以上のUWQHDや4Kモニターなどでは厳しくなってくるかもしれません。
総評
PUBGやAPEXなどの動きを見ていないので何とも言えませんが、FHD環境でそこそこのゲームをやる分には性能的に問題は無いものと思われます。
ただ先述したとおり、2021年10月現在もこのグラボは価格高騰したままですので、あえて1660Tiや1660Superを選ぶというのは微妙な選択と言えるのかもしれません。
新品3万台の1660無印、中古2万台の1060あたりで妥協をしたとしても、性能面ではそれほど劣るものではないような気もします。
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